卯月 菊水 味の歳時記

 

桜咲く季節 卯の花が咲く事から、また 、干支の四番目が卯である事から卯月と呼ばれたとも言います。

 

 

 

 「帰国するまでには、来れるだけ足を運びます。」

 

 苦しい時ほど、自分に自信を持てない時ほど、この言葉が身にしみます。

 

 帰る前に 、もう一度、お料理を食べに来ます。と、、、

 

 

 

私らの仕事 、いや物作りのお仕事をなさっている方々は皆同じでしょう。

 

 

 

毎日同じ事の繰り返しのようでも、それは全く違っていて 、愚ながらもこの庖丁に向かってこれたのも、この美味しかった 、この一言に生きてきたようなものです。

 

 

 

もう、お会いできないかも知れない 今夜限りかも知れない だからこそ、このご縁の不思議。

 

 

 

桜咲く季節は、出会いと別れが交差する季節、咲くも桜 散るも桜 この刹那にこそ私達を魅力するのでしょうか。

 

 

 

数々の思い出や郷愁、永遠ではないところに生まれる物 一瞬の命に 改めて感謝 そして今日お会いできた事に心から感謝でございます。

 

 

 

お料理も 、墨跡も1回のみ、しくじりは許せません たった1度だからこそ、人の心に響くと思います。

 

 

 

以前頂いた 、桜の押し花を肴に 今夜は一献傾けましょうか。

 

 

 

羨まし 心のままに咲きてとく 清々しくも 散る桜かな。

 

 

 

                 馳走 菊水庵 合掌