菊水 料理長からのご挨拶

料理はまさに、忍耐と愛の練鍛術である

 

                       クールトリーヌ       フランス 作家

 


昨今の自然がもたらす災害、また人間による人災、目を覆はずにはいられぬ悲しい事の数々 そして何も出来ない私達   つくづく 物の憐れを感じます。

 

このお料理の仕事を長年と続けておりますが お魚にしても、お野菜にしても、また穀物や畜産物にしても、この地球 そして環境  自然の脅威などを無視してはいけないし またしてはいけない所まで来ているのではないかと思えるのです。

 

一所懸命に 物を見ていれば 自ずと見えてくるものあるでしょうし また、料理は勿論の事 技術は大事です。しかし、その前に 今、目の前にある素材の縁を頂く と言う心も大切にしなくてはならない気がするのです。

 

よく、私の師匠は、

「何処から来たのか 山の物か、海の物か、活きてるか、あがっているのか たずねてみなよ」

 

材料を前に話していましたし、祖母も

「この山菜や花は、たった今まで命があったのよ、だから、丁寧にお料理してあげなければかわいそう