2月 菊水味の歳時記

まだまだ日本も寒さ厳しい時ですが、4日の立春から数えて88日目が八十八夜で、この日より以降、あの初めて吹く強風を 春一番と呼びます。

記憶にも残るような、突風は皆様も経験があるのではないでしょうか。

春一番と言えば、私の修業時代、親方さんから教えられたのは、「風が吹いたら、ぬかずけから 塩漬けに比重を少し変えな 」見習いの私は、三年の間、洗いもの 野菜の漬物 魚の鱗とりなどの、下拵えを担当する《下洗い》とゆう役職でした。
下洗い 中洗い 上洗い といって、3つの洗い方があり、庖丁などは、なかなか使える、そして持たされるものではありませんでした。

とは言え、私は有難い事に小さい時から祖母や母の立ち居振る舞いに触れ、お料理の手伝いをしたことが、とても役になりました。
修業は花街の料亭でしたので、三味や太鼓、踊り 小唄に長唄 など身近に触れる事ができ 今となっては、良い経験をさせていただいたと思います その他、師匠は私に お花 習字など稽古事をさせ、若い私は、おめかしをして遊びに行きたい年頃でしたが、やはり、この事もすべて料理人として役に立つ、大事な心の修業なのだと 改めて親方さんには感謝の思いでいっぱいでございます。
 弥生の献立

たらの白子 鮃 鯛 里芋や根野菜 そろそろ春の香り サヨリもでてまいります

 ランチのお造りご膳やお弁当も内容がかわります。お楽しみに  
              260THBより

 弥生のおまかせ
              800THBより

前菜からお食事までのフルコース 
名残のものと走りのものを楽しめるのも、この季節 皆様のお越しをお待ちしております。


   雑巾を当て字に すれば蔵と金

    あちら 拭くふく

      こちら 福