9月 菊水庵愛の歳時記

9月 味の歳時記

暑さ寒さも彼岸までなどと申しますが、
   この月は、中秋の名月と呼ばれ古より
   祝い事や、祭り事が行事として行われ
   て来ました。
   一年で一番美しいとされる長月の月
   十五夜が近ずくにつれその輝きは、
   一層増し明るさを放ちます。

   月のあかりは何とも言えず、神秘的
   ですね。

   秋分の日を中日とし、前後三日間は
   お彼岸と呼ばれ、日本の年中行事の
   一つです

   九月九日重陽の節句 
   中国陰陽五行説では この九と言う
   数字が最も縁起の良い数字で
   さらに、陽の日であるこの九日が
   重なる最良の時とされきました。
   
   古代中国ではこの 菊の花は仙人の
   住むとされる仙境にのみ咲くと言われ
   この菊には不老長寿 邪気を祓うと
   言われ悪いものを取り払う花とされ
   ていました。
  
   この九月九日 重陽の節供にはかかせ
   ない存在だったのです。

   そして、この日は亡き母の命日
   よく祖母と共に、お彼岸のおはぎを
   つくるため小豆を祖母が炊き、
   母がもち米をふかし そのそばで
   お台所の鍋やら 竹で編まれた数々の
   道具をおもちゃにしては、叱られた事
   思い出します。

   少し小ぶりのおはぎを握りながら
   母は、「おはぎを拵えるにはまず
   小豆は前日に豆の大きさを揃え 
   汲み置きした水に浸し、もち米も
   きちんと量りにかける。この前日から
   用意することが繋がりなのですよ」
   と話していたのを思い出します。

   田舎の親戚のため
   団子とお神酒 すすきを用意し
   お月様のよく見える場所に飾りつけ
  
  「今年もお米がよく実り豊作であります
   ように 」と手を合わせていました。
   そして、お盆には
   名残の枝豆ととうもろこし そして
   里芋や団子 子供のころ とても
   楽しみでした。
   
   ますます、山の幸 海の幸が豊富に
   なり、楽しみな季節になりました。

   凛として お料理をつくる母を偲び
   初心にかえり、皆様をお迎えしたい
   と思います。


    長月御膳        450
    
    《お造り 揚げ物 焼き物 
     小鉢 酢の物 サラダなど》

   その他、秋野菜 秋刀魚 鰯 
   松茸 茸 芋 鍋料理 おまかせなど
   ご用意してお待ちしております。