お台所の心を練り上げて 皆様をお迎えしたいと思います  菊水庵(菊水)高橋総料理長の料理

今は亡き祖母の、お台所狭しと、家族のためにこしらえるお料理は、決して 豪華な珍味ではありませんでしたが、それは知恵の取り合わせで目を見張るお料理でした。

 昨今、日本やタイでは悲しい災害を目の辺りにしております。

こんなとき、つくずく自然の怖さをしみじみと思うのでありますが、当たり前のもの 先人の知恵 当たり前 あるがままの今 考えるものがございます。

 そんな思いを、そして、祖母の凛としてお台所に向かう姿 「お料理は恐いもの 嘘やごまかしがあったら、お野菜やお魚に申し訳ないのよ。」と話ながら、鰹節を削る姿を思い出します。

 そんな思いを一皿に詰め 皆様に召し上がって頂こうと思います。
 
   稽古とは一より習い 十を知り
    十よりかえると もとのその一

 改めて、心にとめおき、お台所の心を練り上げて 皆様をお迎えしたいと思います

           菊水庵 料理長 高橋